
犬は雑食性の動物なので比較的食べられる野菜は多いです。
その中でも栄養分補給に最適な野菜として以下のものがあげられます。
①キャベツ
食物繊維が比較的多く含まれています。他にもビタミンC・Kなどのビタミン類も含まれています。
特に下痢・便秘などお腹の不調がある子にオススメです。
ただし、生で与えすぎてしまうと逆に下痢を引き起こしてしまうこともあるので大量に与える場合は茹でてあげましょう。
②さつまいも
さつまいもも食物繊維が豊富に含まれています。またビタミンC・Eなどのビタミン類も豊富です。
注意点としては、生で与えるとでんぷんが消化できず下痢の原因になるので、必ず蒸してから与えてください。蒸した方が甘味も増し、嗜好性もあがります。

③にんじん
βカロテンが多く含まれています。βカロテンは体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAは健康な皮膚・被毛・粘膜を保つのに必要な栄養素です。その他に食物繊維も含まれています。
与えるときはサツマイモと同様に加熱しましょう。
④ブロッコリー
ブロッコリーはビタミンや食物繊維、ミネラルの含有量が非常に多い食材です。特にビタミンCや葉酸の含有量が高く、皮膚や粘膜の健康維持、貧血対策として役立ちます。
ただし、尿石症の原因となるシュウ酸や甲状腺機能低下症の原因となる物質を含むため、持病がある子は主治医の先生に確認をしてからあげるようにしましょう。
他にもかぼちゃ・じゃがいも・レタス・きゅうり・ケールなども与えることができます。
野菜は全体的に食物繊維が多いので、特に根菜類は必ず茹でたり加熱したりしてから与えましょう。
参考資料
・辻本元、小山秀一、大草潔、中村篤史、犬の治療ガイド2020、EDUWARDPress, p100-p103、p105-p106、p125-p128
・一般財団法人 ペットフード協会 ホームページ